石巻中心商店街アイトピア通り。かつて新刊書店「躭書房」のあった場所は、2013年7月、本のあるコミュニティスペース「石巻 まちの本棚」へと生まれかわりました。トークイベントや読書会、座談会、展示をしたり、商店街へでかけて一箱市を開いたり。本を通じてさまざまな可能性が広がっていく、小さいけれども大きな夢につながる基地、それが「石巻 まちの本棚」です。「わたし、本のことそんなに知らないし・・・」、そんな方も遠慮はいりません。本に興味のある方、本の世界をもっと知りたい方、本棚自作の参考にしたい方などなど、いつでもお気軽にお立ち寄りください。
2011年から企画・プロデュース、ファンドレイジング、オープンイベント、ブランドデザイン、PRプランの設計を行いました。東日本大震災において最も甚大な被害のあった石巻の中心市街地の現実と未来を見据えて、内外のひとがずっと応援しつづける場所となるようサステイナブルなコミュニティスペースを企画しました。衰退のますます加速する旧中心市街地には、大災害において有効なコミュニティ機能をもつと同時に、さまざまな社会的課題があります。地域の人びとによる活動と外部支援をつなぎ、地域の文化活動を活性化する仕組みをスペースと事業のデザインを通して実現しました。
ブランドデザイン・ PRプラン:nipponcollaboratory / ディレクション: Mutsumi Abe / 編集: Sendai TettoBunko / デザイン: Shinya Wakaoka / Supported by 英国 ジャパン・ソサエティ